2月17日(金曜日) 旧暦一月廿日 友引 丁丑 曇り

日帰りで京都散歩。
といっても、いつも通り、
これといった予定を決めているわけではありません。

十一時過ぎに京都着。
まず塩小路通を東へ向かい、
養源院と三十三間堂を拝観。
国宝三十三間堂はあまりにも有名すぎて敬遠していたのですが、
やはり素晴らしいものでした。

千体の観音様には圧倒されたあとは、
東大和通を北へ向かい、五条坂から下河原通。
〈ひさご〉でお昼と思っていたのですが、
修学旅行の学生さんたちでぎっしり。
さてさてどうしたものやらと歩いていたら、
近くの〈八楽〉という中国料理屋さんを発見。
これが、大当たり。
京都弁が飛び交う、地元のおいしいお店でした。

祇園の路地をてくてくして、四条通から寺町通を北へ。
右手に京都最古のバー〈サンボア〉、牛肉の〈三嶋亭〉。
左手に〈鳩居堂〉、古書〈書林竹苞堂〉、
京都らしいお店が続きます。

御池通を越えると、賑やかな寺町通も静かになり、
しばらく歩くと右手に洋菓子舗〈村上開新堂〉があらわれました。
池波正太郎さんが大好きだったお店です。
「あ、こんなところに」と、思わず中へ。
『好寺福盧(こうずぶくろ)』は予約がないと買えない
と聞いていましたが、今日はついていました。
「食べるのは夜になります」というと、
ドライアイスを入れて丁寧に包装してくれました。
あまり長い間あたたかなところに置くと
ゼラチンが溶け出してしまうのだそうです。

〈村上開新堂〉のすぐ先には、お茶で名高い〈一保堂〉。
大きな暖簾をくぐると、
店内にはなんともいえないお茶の香りが漂っていました。
玄米茶を買い、店内に設けられた喫茶室〈嘉木(かぼく)〉で一息。
ここはお好みのお茶を和菓子付きでいただくことができます。
わたくしは、煎茶をいただきましたか、そのおいしいこと。
ゆったりと過ごせるように、相席にしないところもよいですね。
寺町界隈を散策の際は、おすすめです。

〈一保堂〉を出ると、雪がちらちら。
丸太町通を西へ折れ、麩屋町通をずっと五条まで下る。
一本西の富小路を折り返して上り、
錦小路にぶつかったあたりで五時を回ったので、
本日の京散歩はお仕舞い。

〈麩嘉〉で生麩を買い、
近くの〈いけまさ亭〉で早めの食事。
ここは日中〈池政〉という八百屋さんなのですが、
夜はきさくな食事処に変わります。

おばんざいや蕪蒸しをいただきながら、
お女将さんとあれこれ話しているうちに
帰る時間となりました。

京都は、まだ北風が寒いながら、
家々の玄関先やお店のショーウィンドウには、
梅や菜の花、ねこやなぎが飾られ、
そこまで来ている春を待っていました。

『好寺福盧』は、無事、
わたくしとキタイのお腹におさまりました。


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