2月20日(月曜日) 旧暦一月廿三日 大安 庚辰 曇り

モスクワのエリコさんからお便りをいただく。
厳冬のモスクワにも春が近づいているようですよ。

お元気でお過ごしですか?
モスクワは近年まれな大寒波から、
−10℃前後に落ち着き(これが普通?)晴天に恵まれています。
久しぶりに見る太陽は、心なしか春に近づいているようです。
鼻の中まで凍ってしまう寒さを経験しているので妙に暖かく感じます。

この雪景色の中、月に1回のコンサートに足を運び、
先週はロマノフ家の博物館に行ってきました。
間もなくモスクワ生活も1年になるというのに、
赤の広場と聖ワシリー聖堂を見学しただけでした。
観光1つとってもモスクワは制約されてしまいます。

この博物館はロマノフ家のおじいさんが建てた館で
1613年までここで生活していたそうです。
400年前の家とは思えないほど保存状態がよく、
殊に壁のフレスコ画は部屋によってデザインが違うのですが、
陶器でできたもの、革に絵を描いたものなどすばらしかったです。

意外に天井が低く、階段も身をかがめて上ります。
当時のロシア人は小柄だったのでしょうか?

順路に従って見学を始めていたら、
高校生の10人ほどのグループがやってきました。
課外授業なのか説明の先生がいっしょでした。
すると、係りのおばさんがぽんと私の肩を叩き「高校生が先よ」と言い、
後から来たはずの高校生たちを先に見学させてしまいました。
どうやら外国は子供たち優先のようですね。

もう1つ驚いたことは、入り口でブーツの上からスリッパを履くこと。
外が雪道なので確かに濡れてしまうのですが、
ちょうど脚絆のようなビニール製のものをブーツの上から履き
博物館内がびちょびちょに濡れないように配慮されています。
この配慮が400年間そのままの状態で現在まで見学できるのだと思いました。

その後、お昼を食べるためレストラン(ロシア料理です)へ行きました。
お店の感じが違っていたので思い出せなかったのですが、
夏に1度訪れていたレストランでした。
本当でしたらビジネスランチ(ランチメニューのことをこういいます)に
したかったのですが生憎土曜日だったので通常のメニューしかありません。

私はボルシチとワレニキ(ニョッキに似ていて中にマッシュポテトが入っている)
そして自家製のクワスをいただきました。
ボルシチはウクライナ地方の料理でレストランによっても味が違いますし、
家庭料理なのでそれぞれの家庭でも味が違うそうです。
このレストランは、さらっとしたスープでいただきやすいです。
このときいっしょにピロシキがついてきます。

お友達はウハーというお魚のスープをいただきましたが
やはりサーモンのピロシキがついていました。
クワスはライ麦やりんごを発酵させて作った
軽いアルコール飲料で口当たりがいいです。
タクシーを予約していたのですが、
すっかり時間を忘れるほどお食事を楽しみました。


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