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| 4月30日(金) 旧暦:三月十二日 友引 己卯 晴れ お昼少し前に、高木邸着。ガレージから玄関まで、薄黄色の美しい木香バラが満開で、一年前の記憶が蘇ってきました。去年もちょうど今ごろ(日記を読み返したら五月二日でした)、先生のお宅へお邪魔したのでした。(そのときはまさかこんなにお邪魔するようになるとは思いませんでした・・・ねぇ、先生) 台所では、先生がスタッフの方と、おむすびと奮闘中。〈四季のかご〉の夏編は、強さがテーマということで、鰻や肉類を使ったおむすびをいろいろと試されていました。びっくりしたのは、レバーのワイン煮を具に、***(ここは内緒)をまぶした、まん丸おむすび。発想が新鮮で、お味の方がこれまたおいしい。泉先生らしさがぎゅっとつまった快作。ぜひ実現させて欲しいものです。 |
4月29日(木) 旧暦:三月十一日 先勝 戊寅 晴れ 向笠千恵子さんに、お会いしました。 今日は、高島屋日本橋店恒例の『味百選』初日。向笠さんはそのオープニングイベントのゲスト。八階の特設会場につくと、壇上には、着物姿の向笠さん。渋い藤色のお着物が、なんとも粋です。さすが日本橋生まれですねぇ。 トークショーのお相手は、『味百選』にも出店されている小浜の〈田村長〉のご主人、田村仁志さん。テーマは、福井県と京都を結ぶ鯖街道。お二人は以前からのお付き合いのようで、和気藹々とした中にも、おいしそうでためになるお話がたっぷりと入った、聞き応えのある対談でした。 対談中、ふと視線を先にやると、最前列に日本橋の天ぷらの名店〈てん茂〉の先代が。ご質問などされて、いまだに研究熱心なところは頭が下がります。 イベントのあと、向笠さんとご挨拶させていただき、一緒に室町の山本海苔店まで歩く。気持ちの良い、夕暮れ。日本橋は久しぶりだとおっしゃる、向笠さん。「私、コレドもまだ行っていなのよ」と歩く様子が、どこか嬉しそうでした。 今日は、都合によって撮影だけになってしまいましたが、十九日には再度お会いして、ゆっくりお話をお聞きします。フードジャーナリストの第一人者として、食に対する深い知識と愛情に満ちた、たくさんの著作をお書きになられている向笠さんです。お会いできる日が待ち遠しいです。 夜、高木先生より電話。「明日、お時間ある。おむすびやさんの夏メニューの試食会をやるんだけど、いらっしゃらない?」 |
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| 4月28日(水) 旧暦:三月十日 赤口 丁丑 晴れ 所用のついでに青山の裏通りを散歩していたら、カメラマンの尾田学さんとばったり。 「あらあら、こんなところで。どうされたんですか」お聞きすると、撮影用のお皿とテーブルウェアを借りに行くところとのこと。面白そうなので、ご一緒させてもうらうことにしました。 〈チポーラ〉というお店。中に入るとレンタル用の料理用品がぎっしり。たとえていうなら、図書館の中にある本を、全部料理用品に変えたような感じでしょうか。へー、こんな世界もあるんだなぁと嬉しくなって、商品を手に取りながら店内を歩き回ってしまいました。「大丈夫かな・・・、気をつけてくださいよ」と、心配そうな尾田さん。「あ、あれは何だろう」ずんずん。ちょいと新発見な一日でした。 |
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| 4月27日(火) 旧暦:三月九日 大安 丙子 雨 一日中、雨風強し。家で〈有次〉さんの取材テープを聞いたりなどして、おとなしく過ごす。 |
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| 4月26日(月) 旧暦:三月八日 仏滅 乙亥 曇り 今週、お会いする予定の食ジャーナリストの向笠千恵子さんと、メールで連絡を取り合う。撮影は、タイちゃんの希望で、室町の山本海苔店本店で。向笠さんには、和服を着ていただけることになりそうです。 新聞で、日本の砂浜がどんどん消えていることを知る。川をダムで堰き止めたことで、土砂が流れなくなったことが原因とか。叔母の住んでいる鎌倉でも、夏になると他所から砂を運んでくるそうです。そういえば、小津監督のなにかの映画で、原節子さんが鎌倉の海岸を海に向かって走っていくシーンがあったと思いますが、そのときの砂浜はとても長かったような気がします。 |
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| 4月25日(日) 旧暦:三月七日 先負 甲戌 曇り、のち晴れ 風が吹き、肌寒い一日。スプリングコートを着て、散歩に出かける。隅田川、たっぷりとした緑。 |
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| 4月24日(土) 旧暦:三月六日 友引 癸酉 曇り パリより、メール。 「日本では、真夏日になったそうですね。こちらは昨日からようやく気温が上がり始めました。チューリップが急に開いてます。ところで、サイトのおにぎりやさんの話を読んで、あっ、そうそうと思い出しました。オペラのギャラリーラファイエットの食品売り場で、焼き鳥サンドが大人気!です。フランス人に受けているのですよ。私の友人がパリ駐在をしている「空の旅社」のホームページhttp://www.air-travel-corp.co.jp/に、彼女が写真を載せていますので見てみてください。面白いですよ」あっ、ほんとだ。たこ焼きも売ってる。 『LOST IN TRANSRATION』は、パリでも大評判とのこと。「日本にいったことのない人たちを主人公と一緒に日本に行った気にさせる不思議な映画だと評判をとっています。みんな日本帰りみたいな気分で、私たち日本人に話しかけてくる感じです(銀行の担当の人まで!!)」 |
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| 4月23日(金) 旧暦:三月五日 先勝 壬申 晴れ 午後、高島屋日本橋店にオープンしたおむすび屋さん〈四季のかご〉の様子を見に行く。ちょうど高木先生も見えられていて、いろいろとお話をお聞きしました。先生のおむすびは、従来の三角おにぎりとは、まったく違うもの(わたくしの友人は、ライスケーキみたんだねと言っていましたが)だけに、お客様は戸惑いを見せているようですね。まあ、新しいものが認められるのはそれなりの時間がかかるもの。いまではあたりまえになっている食べ物だって、登場したばかりの頃は、ぎょっとされたに相違ありませんからね。 夜、北風吹き、冷える。 |
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| 4月22日(木) 旧暦:三月四日 赤口 辛未 晴れ パリより、エミちゃんより便り。一週間ほど車でプロヴァンスを車で周っていたそうで、いまは京都の狂言一家、茂山家のスーパー狂言『王様と恐竜』の公演を一週間後に控えて忙しい様子です。 「今年はまだ寒い日が続き、いつもならこの復活祭の休みの時期には半そでで十分なのに、今年は冬のコートが必要でした。パリはもっと寒く、朝晩は5,6度に冷えます。どうなっているのでしょう?春らしくなったら、素敵なマルシェの写真に挑戦します。お楽しみにね」 |
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| 4月21日(水) 旧暦:三月三日 大安 庚午 晴れ 本日、高島屋日本橋店グランドオープン。山本海苔店のおむすび屋さん〈まるうめ 四季のかご〉も開店しました。地下一階へ降りて、お店を探しているとタイちゃんの声。「恥ずかしいなぁ。そんなに手を振らなくても、わかるって。それしても、今回はどういうことよ、タイちゃん」「ごめん、ごめん、ちょいとわけありでね。ところで、どう?先生と一緒につくったおむすびは?」 ウィンドウの中を見ると、色とりどりの春のおむすび。「きれいねぇ、華のおもてなしっていう高島屋さんのリニューアルテーマにもぴったりじゃない?へー、かたちも三角じゃないんだ。手まり、揚げおむすび、それと俵型かぁ。なんだかおむすびというより、和菓子とかケーキみたいね」「そうでしょ、そうでしょ。食べてみたいの、ない?なんでも包むから言ってよ」「それじゃね。手まりおむすびの炙りサーモンと、京味噌ちりめんお茶仕立て、それからくちなしごはんをいただいちゃおうかな。あ、それと、キタイの分もいい?」 というような話をタイちゃんとしているうちに、先生も到着し、ご挨拶。お客様の反応などを見ながらしばらく談笑。お昼過ぎ、「もうしばらくおります」という先生と別れ、家に帰って、さっそく試食。わたくしの一押しは、炙りサーモン。キタイは、「あたしは、このじゃこと松の実の手まり、好きですねぇ」 |
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| 4月20日(火) 旧暦:三月二日 仏滅 己巳 晴れ 根津神社の躑躅(つつじ)が見頃、帰ると、高木先生から封書。 先生が、おむすび屋???? 電話をすると、「びっくりしたでしょ。じつは二ヶ月ほど前に、山本海苔店の鯛人さんという方から依頼を受けてね。あなたには内緒に進めていたのよ。あなたにお話すると、日記に書いちゃうでしょ。あなた、なんでも日記に書いちゃうから。そうすると、企画がばれちゃうかもしれないからって。おむすびの業界も、なかなか競争が激しいんですって。ところで、明日は来られる?」 |
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| 4月19日(月) 旧暦:三月一日 先負 戊辰 曇天 降るか、降らぬか、卯月空。 神田の古書店を歩く。酒井抱一の装画がふと目に止まり、『吉兆料理花伝』を買う。吉兆創業者の湯木貞一さんに、辻静雄さんがお話を聞く仕立て。当時(二十年前)の吉兆の四季の献立や、八百善から魯山人までの料理史、関東料理と関西料理など、湯木さんの“思うところ”が存分に語らえた興味深い本でした。入江泰吉さんの写真が、また素晴らしい。それにしても、この本で紹介されている数々の料理と、たとえば最近の『グラン・クレア』で紹介されていた京料理などを比べてみると、日本料理も随分と変わってきていることがわかります。うまくいえないのですが、全体的に腰が軽いというか、そういう気がします。 |
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| 4月18日(日) 旧暦:閏二月廿九日 赤口 丁卯 晴れ 気持ちの良い日曜日。午前中、散歩をしていたら、駒形堂の前で今井のおじいちゃんにばったり。円通寺のお庭の話をしたら、「ほう、ほう。それは良いものを見ましたな」と、にこにこ笑っていらっしゃいました。一緒に、並木の〈藪蕎麦〉でお昼。 午後、渋谷へ。ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』を見に行く。それぞれの孤独を抱えた男女をいやらしくなる一歩手前の叙情で描いた、とてもチャーミングな映画でした。家に帰ると、キタイのこしらえてくれた桜海老の炊き込みごはん。幸せな日曜日でした。 |
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| 4月17日(土) 旧暦:閏二月廿八日 大安 丙寅 晴れ 岡山の会員の方より、便り。「先日、岡山にいらしたとのこと、日記で読みました。こちらはいま鰆が美味しい季節です。岡山の鰆は、有名なんですよ。がんこさんは、鰆のお刺身を食べたことがありますか?もしまだでしたら、そちらでも鰆のお刺身が食べられるお店がありますのでご紹介します。新宿にある〈倉敷〉というお店です」 キタイに話すと、「ほう、そうですか?こちらに入ってくる鰆は身焼けがしてしまって、新鮮なものでもなかなかお刺身まではならないんですが・・・。あたしも知りませんでした」岡山の鰆がおいしいというお話は、先日お会いした神太郎さんもおっしゃっていました。新宿方面に出かけたら、ぜひ訪ねてみることにしましょう。 |
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| 4月16日(金) 旧暦:閏二月廿七日 仏滅 乙丑 晴れ 澄んだ、気持ちの良い一日。葉桜の隅田川沿いを、イッテツと歩く。 |
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| 4月15日(木) 旧暦:閏二月廿六日 先負 甲子 晴れ というわけで、京都に行って参りました。 叔母に連れていかれたのは、円通寺という洛北の禅寺。地下鉄烏丸線の北山駅を降り、まるでスーラの点描画のような新緑の山々を見ながら、歩くこと半時間。緑が一瞬途切れて、円通寺の参道がありました(いま、ふと思ったのですが、円通寺=縁通じ、という意味もあるのでしょうか)。拝観料を払い、細く、ほの暗い廊下を奥へ進むと、ふわっと光がふくらみ、目の前に息を呑むほどの美しい庭園が現れたのでした。左腕に浮かんだ粟粒が一気に広がり、鳥肌度八まで上昇。 手前に枯山水の平庭、混ぜ垣、その向こうに竹林、そして遠くに霊峰比叡山を望む。借景といって、背景にある比叡山を庭の一部として取り入れてあるとのこと。江戸初期に、後水尾天皇が理想的な比叡の姿を探して、ここ幡枝の地に辿り着いてからおよそ四百年、代々のお住職さんたちは、檀家もとらず、土産品なども売らず、ひたすら清廉に“ごみずおさん”の遺産を守ってきたのだそうです。 光と風のわずかな動きに、刻々と姿を変える庭。見惚れているうちに、二時間ほども過ごしてしまいました。「あなたは日本の美しいものを残そうとしているんでしょう。だったらこういうものも見ておいたほうが良いと思ってね。この景色がいつまであるともわからないし・・・」叔母が言うには、竹やぶの向こうにはマンションだかアパートだかが建築中で、そのことに対して政治はまったく無関心なのだとか。まあ、それはあの醜悪な京都駅を見ればわからぬことでもないですが・・・。やはり哀しいことです。 帰り。丸太町で降りて京都駅まで歩く。のんびりと寄り道をしながら歩いてわかったのは、京都といっても、本物のお店もあれば、ただ古いだけのお店もあれば、京都というブランドに乗っかっただけのインチキ臭いお店もあるということ。「池波正太郎先生が、江戸の面影を追って、足繁く通われていた京都。もうそういう京都でないことだけは確かね」と叔母。お昼をとるために入ったお店には、まんまと騙されました。 途中で、錦通りの〈麩嘉〉に立ち寄り、生麩を買う。こちらは、ホンモノ。キタイが喜んでくれました。 |
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| 4月14日(水) 旧暦:閏二月廿五日 友引 癸亥 雨 あいにくの雨。高木先生は、本日、キッコーマン主催のお料理教室。十時にはお見えになるとお聞きしていたので、スタジオのある西新橋へ出向いてご挨拶。お昼は、虎ノ門〈砂場〉で白魚のお蕎麦。 夜、鎌倉の叔母から電話。「ねぇ、明日何か予定ある? 京都に行きたくなっちゃったんだけど、どう?」どう?・・・と言われても。 |
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| 4月13日(火) 旧暦:閏二月廿四日 先勝 壬戌 曇り 肌寒い一日。高木先生宅で、料理の本番。先日の試食の際にこしらえた叩き山芋の麦飯は、山芋にからめる漬け鮪を鯵に変更。こちらもまたよろしいお味でした。「僕はこっちの方が好きだな」と尾田カメラマン。終了後、いつものようにキッチンテーブルで談笑。「今年のの枝垂桜は、今ひとつぱっとしないのよねぇ」 |
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| 4月12日(月) 旧暦:閏二月廿三日 赤口 辛酉 晴れ 午後より、ホームページの運営スタッフによる定例会。先回に引き続き、二年目の検討事項についてのアイデアを話し合う。終了後、神田の古書店街まで足を伸ばす。ずっと探していたヴィスワヴァ・シンボルスカの詩集『終わりと始まり』(未知谷社)を見つけ、購入。夜、〈有次〉の寺久保進一朗さんとの対談をまとめはじめる。 |
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| 4月11日(日) 旧暦:閏二月廿二日 大安 庚申 晴れ 初夏を思わせる陽気に誘われて、イッテツと散歩に出かける。隅田川大橋から深川に渡り、芭蕉記念館などに寄り道しながら、両国の方まで歩く。北斎通りの錦糸町に近い場所に、〈北斎茶房〉という甘味処を見つけて一息。京都の町屋めいた造りの店内で、丹波の小豆を使った餡蜜などを振舞う、なかなか洒落たお店でした。最近は、何かと京風がよろしいようですね。 イラクの事件、いまだ伸展を見せず。 |
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| 4月10日(土) 旧暦:閏二月廿一日 仏滅 己未 晴れ 石巻魚市場に、例年より二十日ほど早く、初鰹の水揚げ。「江戸っ子の血が、騒ぎ始める季節になってきましたねぇ」と、キタイ。そういえば、八百屋さんではたっぷりとした筍も見かけるようになりました。 夕方の散歩。桜に目を奪われていましたが、柳にそよぐ緑葉もきれいです。 |
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| 4月9日(金) 旧暦:閏二月廿日 先負 戊午 晴れ 昨夜、イラクで日本人三名が拘束とのニュース。かかわったとされるアルジャジーラという組織に関してはなんの情報もないそうです。この情報化の時代に・・・、 今日より、日本橋・京橋地区の骨董市が始まる。故向田邦子さんなども毎年足を運んでいらしたようですが、路地をぶらつきながらウィンドウ越しに見て回るだけで、楽しいものですね。帰りに、〈丸善〉に立ち寄る。 |
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| 4月8日(木) 旧暦:閏二月十九日 友引 丁巳 朝のうち雨、のち晴れ 高木先生宅で、次回のお料理の打ち合わせ。五月は麦、六月は鯵がテーマ。 麦は、グリーンアスパラで色付けした緑溢れるリゾット、叩き山芋をのせた麦飯、オートミールを練りこんだクッキー。鯵の方は、南房総の漁師料理なめろう、〆鯵の酢ゼリーかけ、生春巻包み。食卓に早くも初夏の風が吹き渡るような清々しい料理でした。なかでも麦飯は、山芋のざっくりとした食感が最高の一品。 「これは、姑(高木晴子さん)がよくこしらえてくれた料理です。山芋も擦るのは手間ですが、叩くなら簡単。痒くなりませんしね。鎌倉に住んでいた姑は、そこに地元で揚がったじんた(小鯵)と梅干しを入れて出してくれたものです」 今回は鮪のブツと先生がお好きだというとんぶりで合わせましたが、本番ではお姑バージョンになりそうです。ところで、今日は、用事でいらした高木先生のお姉様にも料理を手伝っていただくことに。先生に負けず劣らず?ユニークな方でした。 朝方の雨も上がり、良いお天気。庭の向こうに、たくさんの諸葛菜(ショカツサイ)が紫色をそよがせていました。 |
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| 4月7日(水) 旧暦:閏二月十八日 先勝 丙辰 晴れ 中東さんより、連絡をいただく。幸運にも、〈なかひがし〉さんに予約を取れた方は、この対談を読んでから出かけられると良いかもしれません。 午後、イッテツと桜散る墨提通りを歩く。 中空にとまらんとする落花かな 汀女 |
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| 4月6日(火) 旧暦:閏二月十七日 赤口 乙卯 晴れ 中東さんより、電話をいただく。「四月はメニューの入れ替えがあったりで、送っていただいた原稿になかなか目を通すことができずにすいません。今晩中には目を通しますから」お忙しい中、電話をくださった中東さんに、恐縮至極。 本日、野茂投手初登板も、八点を取られて負け投手。 |
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| 4月5日(月) 旧暦:閏二月十六日 大安 甲寅 晴れ 昨夜の暴風雨も過ぎ、春らしいお天気に。お昼過ぎに叔母の家を発ち、さいと町へ。夕方、イッテツと散歩。隅田川の桜は、鎌倉より一足早く仕舞いに近づいているようです。行く春を惜しむ人たち。いつの間にか、またずいぶんと日が永くなりました。 |
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| 4月4日(日) 旧暦:閏二月十五日 仏滅 曇り、のち雨 午前中、歩いてハイランドの桜を行く。老齢と排気ガスのせいでどことなく元気がなさそうに見えた段葛の桜に比べて、こちらの桜は若々しく咲き誇っている感じがしました。桜がつくる見事なトンネルを抜けて、家に戻り、昼食。叔母と菜の花のパスタをこしらえる。 午後はお天気が崩れたこともあり、どこへも出かけずに過ごす。電車に乗る前に買った雑誌『ブルータス』の京都特集「外国人に学ぶ京都案内」を読む。企画は面白く写真もデザインもきれいなのですが、いかんせん文字が小さくて、読むのにすごいストレスを感じます。この雑誌は、四十歳以上は相手にしていないのでしょうか。 夜、激しい雨と風。家のまわりの木々が唸る。 |
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| 4月3日(土) 旧暦:閏二月十四日 先負 壬子 晴れ 朝、イッテツの散歩に付き合ってから、鎌倉へ。小町通りにある〈門〉で叔母と待ち合わせ。段葛へ出て、満開の桜を眺めながら歩く。お天気が良いこともあって、歩道は人で大渋滞。八幡様に到着するまでずいぶんと時間がかかってしました。本殿への階段で振り返ると、段葛の桜はまるで帯のようでした。 夜は、裏駅の〈鳥秀〉。「あら、もう空豆が出たの?」と叔母。「ええ、もうこの季節ですから」と、巨人阪神戦の流れるスピーカーを指差すご主人。焼き鳥を食べながら、四方山話。「ねえ、宝戒寺のそばに〈風〉っていうお蕎麦屋さんがあったじゃない?ご主人が急に山に篭るって言い出して、お店閉めちゃったらしいのよ。お蕎麦屋さんて、ほんと変わった人が多いわよね」 |
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| 4月2日(金) 旧暦:閏二月十三日 友引 辛亥 曇り、朝のうち雨 高木先生より、メール。昨日の日記を読んでくださったようです。 「美味しそうなご飯でしたね?一年をお祝いしたのですね?私の食卓は、春キヤベツ特集でした。本当に濃淡の黄色、濃淡の緑、感激してしまいました。有次の削り節で枕崎の鰹節をかけただけのに、旨い。コ−ルスロー、蒸してバターワインのソース、明日は、ロールキヤベツにするつもり。それにしても、また、楽しませて下さい」 わたくしの方こそ、この一年間、先生には本当にお世話になりました。書店で偶然目にした先生の著書からお付き合いをさせていただくことなったのですが、人の縁って本当に不思議だと思います。 夜、鎌倉の節子叔母より電話。「こっちも、そろそろ桜が見頃だけど、来ない?」 |
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| 4月1日(木) 旧暦:閏二月十二日 先勝 庚戌 晴れ、後曇り、夜雨 今日も、隅田川へ。早、はらはらと散り始める桜に、行く春を思う。浅草から吾妻橋を渡り、桜橋までの川縁をしばらく歩いてから、近くの待乳山の聖天様へ。喧騒もここまでは届かず、境内はひっそり閑。こういうところから眺める川桜もわるくないものです。 今日で、このホームページを立ち上げてちょうど丸一年。いろんな皆さまのおかげで、ほんとうに楽しい一年でした。 夜、キタイの心尽くしの料理が食卓へ。 芹の胡麻和え 白魚のお吸い物 鯛のお造り 合鴨の塩焼き 海老真丈サンド揚げ 蛍いかの酢味噌かけ 筍ごはん |