美しい味を体験する
第一回
神田藪蕎麦で味わう「江戸の蕎麦屋の昼下がり」
江戸やむかしの東京の下町に暮らした人々と蕎麦とは切っても切れない関係だったようだ。曾祖母や祖父から蕎麦屋で過ごす楽しみを教わったという池波正太郎さんは、その関係を『散歩のとき何か食べたくなって』の中でこんなふうに書いている。「それぞれの町内には、かならずニ、三の蕎麦やがあったものだし、また、それぞれにうまかった。大人たちは、銭湯の帰りにも、ふところにわずかでも余裕があれば、かならずといってよいほど、最寄りの蕎麦やへ立ち寄ったものだ」 そうなのである。今でこそ日本式ファーストフードの典型のように思われている蕎麦屋であるが、昼下がりの、ゆったりと過ごす時間の中にこそ蕎麦屋の良さがあるのである。日本人が忘れかけているこの豊かな時間を復活させようというのが、美しい味くらぶの体験道第一回目の企画である。ご協力くださるのは、神田藪蕎麦さん。ご存知、東京が世界に誇る名店のひとつである。神田淡路町(旧連雀町)の一角、江戸の面影を色濃く残すこの界隈でもひときわ風情漂う店内に足を踏み入れ、畳敷きの小上がりに座り、手入れの行き届いた庭を眺め、今回の企画のために用意してくださった特別コースを食しながら、四代目当主堀田康彦さんのお話を聞く。忙しい毎日をしばし忘れ、江戸時間で流れていく昼下がりを心ゆくまでお楽しみあれ。 イッテツ
体験記を読む
参加された方々の声を紹介します
神田藪蕎麦
板べいの中に広がる空間は、まさに江戸そのもの。
店内
コの字型のお座敷。当日はここが貸し切りになります。

「江戸の蕎麦屋の昼下がり」へのご案内
開催日時 8月8日(金) 13:30から15:00頃
場所 神田藪蕎麦 東京都千代田区神田淡路町2−10
人数 限定20名様。人数が一杯になった時点で締め切らせていただきます。
参加料金  お一人様5,000円(税込み)
ところてんの明太子ソース
・お酒 お銚子1本(又はビール中ビン1本)、飲めない方には冷たいそば茶をご用意しています。
・練り味噌 やぶそば独特の物で、牛蒡を練りこんだ辛めの味噌です。
これを楽しみに来店される方も少なくありません。
・五菜盛り合わせ 季節の素材二品を含む五品を、一口サイズで御賞味いただきます。
どんな品が出てくるかは、当日のお楽しみ。
・鴨ロース 合鴨の胸肉を独自のソースで柔らかく煮込んだ一品です。
・極上焼海苔 焼海苔は火種を入れたほいろ(海苔箱)でぱりっとさせて召し上がっていただきます。
今回は普段では手に入らない極上ものをご用意しています。
・天たね 芝えびを高温の濃口胡麻油でかき揚げにした一品です。
・おそば せいろうそば、またはかけそば。国内産のそば粉10、小麦粉1の割合で打つ香り高いそばを、江戸前の辛口のつゆで召し上がっていただきます。
・甘味品 生そばまんじゅう、またはそばカステラ。オリジナルのデザートです。


過去の体験道