美しい味を体験する
第四回
根岸 笹乃雪で過ごす「豆富会席と江戸落語の夕餉」
さて、久しぶりの体験道である。今回のテーマは、日本人に馴染みの深い豆腐である。そして豆腐といえば、東京・根岸のあの店を抜きには語れない。そう、〈笹乃雪〉である。
元禄四年、初代玉屋忠兵衛が上野輪王寺の宮様(百十一代後西天皇の親王)のお供をして京より江戸へ出て、根岸に豆腐茶屋を開いて以来、三百十余年。江戸の文化・文政年間、根岸界隈に数多く暮らす文人墨客に愛された名残は、店内の壁に飾られた八十余点の書画からも窺い知ることができる。もちろん、名声だけで生きてこられるほど世の中は甘くない。厳選大豆を地下六十メートルから汲み上げた清らかな井戸水に浸し、当時の製法そのままに、にがりのみを使用した昔ながらの味わいは、京都・奈良の名高い大僧正たちが「これぞ、本物の豆腐である」とわざわざ足を運ぶほどである。体験道では、まずこの〈笹乃雪〉の豆富料理をぞんぶんに味わっていただく。
しかも、今回の体験道はこれだけではない。根岸といえば、落語に縁のある地。故林家三平師匠の住まいは〈笹乃雪〉のすぐそばにあり、十代目の奥村多市郎さんとは旧知の仲である。そこで今回、奥村さんの計らいにより七代目柳亭燕路師匠にお声掛けいただき、会席の前に一席もうけていただけることとなった。「落語というのは元々はお座敷芸ですからね。本来二十人くらいがちょうどよい。寄席で見るのとは違って、噺家さんもじつに生き生きとして見える。真打の噺をこんなふうに聞ける機会はまずないでしょう。いや、贅沢ですな」とおっしゃる奥村さんご自身による根岸界隈の貴重なお話も聞けることであろう。これまた贅沢なことである。
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参加された方々の声を紹介します
写真1 写真2

「豆富会席と江戸落語の夕餉」へのご案内
開催日時 2004年9月3日(金) 18:00〜20:00頃まで
場  所 笹乃雪二階「高砂」の間 東京都台東区根岸2-15-10
TEL:03-3873-1145 http://www.sasanoyuki.com
募集人数 会員限定20名。座席の関係上、お申込みは2名・3名・4名様単位での受付となります。
卓が一杯になった時点で締め切らせていただきます。
参加料金 お一人様6,000円(税込)
お料理 特別豆富会席*飲み物一本付き。追加分については自己負担とさせていただきます。
落  語 七代目 柳亭燕路(えんじ)
※参加受付後、詳細とともに参加料の振込み銀行口座をお知らせ申し上げます。
  誠に恐れ入りますが振込手数料は参加者様ご負担の上、ご送金いただきます。


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