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| 日本は瑞穂の国、お米のことをごはんというように、日本人の身体と心をつくってきた基本中の基本の食物です。昨今の悲惨な事件も、日本人がごはんをしっかりと食べなくなったこととどこかでつながっているように思えます。子供の時分、九月に入りお山の方から少し涼しげな風が吹くようになると、いつも我が家に御用聞きに来てくれていたご近所のお米屋さんが、「新米が入りましたよ」と教えてくれたものです。九月にはほかにも新豆や新豆腐などいろんな新ものが出たものですが、幼心にお米にはなにか神聖なものを感じていました。新米の食べ方はまずそのまま炊いても召し上がっていただくのがいちばんかと思いますが、今回は新米のおいしさと輝きがより一層引き立つような〈炊き込みごはん〉と〈混ぜごはん〉を考えてみました。お味はもちろんですが、真っ白なお米と銀杏の黄、桜海老の桜色、大根葉の深緑との彩りもお楽しみください。なお新米には水分が多く含まれていますので、炊水は少なめに。 |
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